急性期から在宅まで、地域に密着した質の高い医療の提供を目指しています

武蔵野総合病院は、1966年の開院以来、地域に寄り添うかかりつけ病院としての役割を担ってきました。急性期治療を維持しつつ、より地域の方に寄り添った医療サービスを提供するため、2017年に地域包括ケア病棟、2020年1月に療養病棟を開設しました。さらに、以前より行ってきた訪問診療に加え、2020年10月に訪問看護ステーション「こぶし」を開設し、自宅に戻られた方のサポート体制も整備しています。救急では、この地域では対応できる病院の少ない、脳外科の患者を受け入れており、救急隊員からも喜ばれています。今後も地域に密着した総合病院として、病気の治療だけでなく在宅支援まで、地域の方に切れ目のない質の高い医療サービスを提供できるよう取り組んでまいります。
“医療人”として、どんな患者さまも受け入れる

患者を治療するのが我々医療人の仕事であり、そこに患者を選ぶ基準はないのですが、当院のスタッフはそのことをよく理解していると思います。治療しても自宅に戻ることのできない患者様の看護はやりがいを見いだすのが難しいものですが、どんな患者様を受けても、誰一人不平不満を口にすることなく一生懸命に取り組んでくれます。急性期だけでなく、回復期や慢性期まで、様々な状態の方を受け入れ、それぞれの患者様に合わせた医療を提供できるのも、スタッフ一人一人に “どんな患者様がきても受け入れる” という医療人としての意識が浸透しているからこそだと思います。
スタッフが働きやすい職場に

スタッフにはできる限り長く勤めていただきたいと考えています。不満をためてしまうことは退職につながります。スタッフが意見や要望や困っていることなどを気兼ねなく発信できるよう、管理者として日々環境整備をおこなっています。院内を巡回していると、行く先々でスタッフから声をかけてきてくれます。スタッフからあがった要望や意見は可能な限り取り入れ、解決できることであれば解決するよう、柔軟に対応しています。
当院はスタッフの年齢も幅広く子育て世代も多いため、様々なライフスタイルを理解できる働きやすい職場を心掛けています。実際、子育て中のスタッフを他のスタッフがフォローする体制もあり、「子育て中でも働きやすい職場」と紹介されて入職するスタッフもいます。今後もできるだけ多くのスタッフがより働きやすいような体制を整備していきます。
より快適に、安心して利用いただける病院へ

患者様により良い環境を、またスタッフに働きやすい環境を提供するため、医療機器の充実と老朽化した建物の改築を目標としています。これらハード面の整備のためには、安定した病院経営を行っていくことが必要です。そのために、新型コロナウイルス感染症への対策の徹底がまず何よりも不可欠です。院内に感染症を持ち込まない、院内でクラスターを出さないよう、当院では感染管理認定看護師の指示のもと、スタッフ一人一人が高い意識を持ち、徹底した対策を行っています。
一方ソフト面では、高い知識やスキルを持ったスタッフを増やしていくことが重要であると考えています。例えば看護師であれば、ガン末期の緩和ケア認定看護師や、皮膚・排泄ケア認定看護師がいると心強いですね。資格を持っている方はもちろんのこと、入職してから資格取得を目指す方も歓迎です。やりたいことを言っていただければできる限り希望に添うような体制はできています。また、新しい方を受け入れる風土もできているので、是非積極的に応募していただければと思います。